大沼に伝わる伝説 でいらぼっち

大沼に伝わる伝説 でいらぼっち

 相模原台地には、点々と沼や窪地があります。

それらのいくつかは、今でも土地の名前として残っています。

みなさんはどのくらい知っていますか?

 

「鹿沼」は今、鹿沼公園として残っています。

そのすぐ東どなりには「菖蒲沼」という沼がありました。

わたしたちの地域にも「大沼」「中沼」「小沼」といった沼がありました。

「大沼」という地名は今でも残っていますね。

その沼があったところには、大沼神社がたっています。

このようなたくさんんお沼はどうやってできたのでしょうか?

 

じつは大沼には、こんなお話が伝わっています。

 

昔々、ずぅーっと昔、でいらぼっちという大男がいました。

ある日、そのでいらぼっちがなんと富士山をかついで、この相模原までやってきました。

そのとき、富士山を結んでいた藤づるが切れてしまいました。

でいらぼっちは、かわりの藤づるを探しましたが、いくら探しても見つかりません。

くやしくてくやしくて、でいらぼっちは足をドスン!ドスン!と踏みならしました。

その足あとが沼になって残ってしまったのです。

大沼はその足あとの一つなのです。

すごい足あとですね。

 

地域情報トップに戻る 

更新日:2023年07月13日 13:42:41